初めての方へ

まず初めて受診される方には、子宮卵巣の状態、体の健康状態、感染症の有無など調べます。必ずしもパートナーと来院される必要はありません。
妊娠はしたことあるか、妊娠しない期間、今までかかったことのある病気の有無等お話を伺います。

初診時検査（月経周期に関係なく受診してください。）

• 甲状腺機能検査：甲状腺とは、のどの下にある臓器で、体の代謝の調整に関係します。甲状腺の病気は男性より女性に多いという特徴があります。甲状腺機能に問題があると月経不順や卵胞の発育を妨げる可能性があります。また、造影剤を使用するにあたり、甲状腺機能に異常がないか調べます。甲状腺機能が亢進している場合、造影剤が使用出来ない可能性がでてきます。
• クラミジア抗原検査：クラミジア感染症の有無を確認します。クラミジア感染症は性感染症の一つで卵管の閉塞や癒着を引き起こす可能性があります。（月経期を除く）
• 子宮頸がん検査：子宮頸部の細胞診検査を行います。（月経期を除く）1年に1回は行うようにお勧めします。
• 超音波検査：経腟超音波を用いて、子宮・卵巣・卵管を観察します。子宮筋腫・腺筋症・卵巣嚢腫・卵管留水腫の有無を判断します。

その後、月経周期にあわせて一般不妊検査を行い、原因等を勘案し最適な治療法の選択を提示いたします。お一人おひとり年齢や不妊原因は異なりますので、カップルに合わせたオーダーメイド治療を行います。